時速４０キロ 改め 時速３５キロ

以前、「時速４０キロ」という記事を書いたことがありましたが、
http://wakuwakuijyu.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03

その後、気づいたら、時速４０キロも出てなかったことが判明（笑）
平均時速、３５キロで日々島を走っています。

合宿で免許を取って以来一度も運転したことがないまま十数年ペーパーだった私はともかく、
運転が上手な夫も、不思議と島での平均時速は３５キロ。
夫婦そろってのんびりした人間なんだなーと、しみじみ。

たまに、フェリーの出航時間が近づいているときなど、
スピード出して走ると、こどもたちが
「きゃー！はやーい！
ジェットコースターみたーい！！」と大はしゃぎ！！！

６０キロぐらいしか出ていないのに（笑）

何度か、島の外で運転した時に感じたのは、
街での運転は、自分のペースではなく、
周りの流れにいかに合わせるかということが重要で、
多分それは、車の運転だけでなく、街での生き方も同じなんじゃないかってこと。

ただ、思い返してみると、私はその街の流れに逆行するかのように、
猛スピードで走り抜ける車を横目に、１人で、そして子供の手をとって、
のんびりと歩いていたような気もします。

そうやって、自分のペースで歩き続けることができたということは、
今の世の中において、とてもとてもラッキーなことで。
本来、私と同じようにのんびりした夫が、自分の歩幅や歩くペースも忘れて、
走り続けてくれていたからなのかもしれません。

東京在住中、３人のこどもたちはどこに預けるでもなく、自主保育ですごしていました。
のんびりとした性格のおかげで、育児に継続的なストレスを感じることは
ほとんどなかったのですが、
ただ、たまに、自分のペースで歩く。歩幅を感じる。ということは、
とても大切にしていました。

まあ、たまに、一人でスーパーに歩いて買い物に行く。
その程度で、充分満足だったのですが（なんとまあ安上がりな（笑））
あまり意識したことはなかったけれど、そのぐらい、自分のペースというものを、
自分が大切に感じていたこと。
そして、今、この島に流れるゆるやかな時間の中で、
自分のペースで生きることが出来ている幸せを、
ふと、潮風に吹かれながらの散歩道に、思いました。