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イノシシパトロール [島暮らし]

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昨日はイノシシパトロール。
S家K一さんの助手席に乗って、無線機を片手に島を一周します。
罠がしかけてあるポイントに車を停めると、そのポイント、ポイントに
割り振られた周波数にダイヤルを合わせます。
60~70箇所くらいあったでしょうか。
一時間くらいかけて島を一周し、無線機も沈黙のままで
さあお疲れ様~のはずが
終了報告の電話で昨日の夜に罠にかかったイノシシがいるとのことで
急遽、再度大浦港へ向かいます。
大浦へ着くと担当のNさんもいらしていて
早速イノシシの写真撮影。
15キロくらいの子供のイノシシ。
尻尾を切断し(駆除の証拠として使用)K一さんの軽トラへ。
四本の足を「ぐわし!」と思い切って掴み荷台へ乗せました。
初めてのイノシシの死体運搬。
体験する前はあれこれ考え込んでしまう僕ですが
昔から本番になると、自分でも驚くほど肝が据わり
今回もむしろ淡々と運搬、指定場所への埋葬と作業をしました。
やはり死んだ個体というのは生命というより
「物」に近い感覚でした。

今度こそお疲れ様~と家に戻り、
少ししてから
妻と子供たちは料理教室へ行ってしまいました。
ネットでハイハット&ライドシンバルを物色中、
K一さんから着信が。
出てみるとまたもや一頭追加ということで、再出勤!
同じ作業をもう一度繰り返しです。
二匹目もやはり子供のイノシシ。
おそらくはこの春生まれたイノシシで警戒心が薄いため
罠にかかりやすいとのこと。
去年だけで400頭以上のイノシシを駆除。
それでも増え続け、我が家の畑でも極早生の温州みかんを
早くもやられました。
生まれて3~4年経つと子供も産める様になるとのことで
その繁殖力
「ネズミと一緒だよ」とK一さんが仰っていました。

結局この日はこの二頭を駆除。
血の着いた荷台を洗い流し、血の着いた軍手をゴミ箱へ捨てました。
先日行った「とべ動物園」の動物たちは、見世物になることで
生存競争から開放され、自由と引き換えに息絶えるまでの安住を
約束されていました。
その昔は動物園にいる動物が悲しく見えて
自分まで憂鬱になることもありましたが、
こうしてイノシシを実際に駆除してみると
動物園で暮らす動物たちの生き方も悪くは無い、一つのライフスタイルではないか
と素直に思うようになりました。

ちなみにイノシシは皮をむいてミカンを食べます。
食べられた後の畑を見るとまるで畑で誰かが(人間が)
休憩でもしてその時にお茶請けにでもして
食べたようなそんな感じです。
しかも美味しくなる時期を知っていて熟していない
果実は食べません。
ホント、ずうずうしいのですよ・・・・・・・・・。
ただ今、対抗策を講じておりますので
効果があればこのブログにもアップしようと思っています~


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