リモンチェッロ仕込みました。 [島暮らし]
先日、お客様から送って頂いたリモンチェッロの話をちらりと書きましたが、
この送って頂いたリモンチェッロに使用されているレモンは、
台風で折れてしまったレモンの枝になっていた、まだ青い赤ちゃんレモンでした。
台風よりさかのぼること数ヶ月前。
リモンチェッロを作るため、摘果の未成熟レモンを探しているという方からご連絡を頂いたのですが、
その時期の中島のレモンは、まだ摘果にも早い小さな小さなレモンで、
他の農家さんにもあたってみたのですが、残念ながらその時はお力になれませんでした。
その後、台風で枝が折れて落胆していた時、その方のことを思い出し連絡をしたところ、
まだ探していらっしゃるということで、そのレモンを使っていただくことが出来たのです。
本来ならば、お客様の手に渡ることもなく、土に還っていたであろう赤ちゃんレモンが、
こうして、お客様の手によって新たな命を吹き込まれ、
生まれ変わって島に帰ってきてくれたことが、本当に本当に嬉しく、感動しました。
それもまあ、えらい大人になって(笑)
このお酒、甘~くてとっても美味しいのですが、
かな~り危険な香りがします(笑)
飲みすぎたら大変ことになりそうです。。。
リモンチェッロと一緒に、皮のシロップ漬けを使用したビスコッティも同封して頂いたのですが、
これがまた大変に美味しく♪
他にも、皮だけでなく、白いわたや皮、実、種、、、
レモンを丸ごと大切に使っていただいたというお話を聞いて、
本当によい方にお譲りすることが出来たと、心から嬉しく思っております。
リモンチェッロといえば、黄色いレモンでもモチロン作れるのですが、
この緑のリモンチェッロは、
イタリアの家庭の庭にあるレモンの木から育たないであろう
摘果したレモンの赤ちゃんで作ったのが始まりでは?と言われている方法なのだそうです。
イタリア本国でも、今では緑のレモンで作る所は殆ど無いのだとか。
私達は、黄色のリモンチェッロを飲んだことはないのですが、
このお酒に、酸味が全くないことで、
レモン=すっぱい!ではなく、この、皮に含まれる豊かな香り成分の素晴らしさを
再認識して、改めて、皮まで使える国産レモンの素晴らしさを沢山の方に
知っていただきたい!!!!という気持ちでいっぱいです。
ちなみに、このリモンチェッロを作ってくださったお客様曰く、
当農園のレモンにはリモネンと言うレモンの皮に含まれる精油・香り成分がとても多いのだそうで、
今までで一番美味しいリモンチェッロが出来たと、大変喜んで頂けました。
本当に嬉しいです!!!
とまあそんなわけで、リモンチェッロ、があまりに美味しくあっという間に完売してしまったので、
早速、我が家でも仕込んでみました。ふふ♪
96℃のスピリタスウォッカ500ML×2本に、
樹勢の弱まっているレモンの樹から摘果した青い赤ちゃんレモンの皮の、
緑の部分だけを漬けました。
あっという間に、綺麗な緑色に!!!うわわ~。うっとり。
因みに、左にうつっているのは、今期最期の赤紫蘇ジュースです。
普段はぐつぐつ煮込んで作っていたのですが、
今回は水を一切使わず、砂糖で漬けて酵素シロップにしてみました。
もちろん、冷凍しておいたレモン果汁もたっぷり加えて♪
これがまた、、、、うんまーーーーっ♪
煮出すより、ずっと美味しいですよ!!煮出して作っている方是非お試しあれ。
そして、これも本当に美しいのです♪この色が見たくて毎年作ってます。
リモンチェッロは、この後しばらく寝かせた後、
砂糖+水で作ったシロップを足して、さらに寝かせて完成!のようです。
早く飲みたーーーい。まだかなまだかな。