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電動鉛筆削り器 [島暮らし]

「パパ、鉛筆削り器壊れちゃった・・・・・」
ある日長女が僕に言いました。
咄嗟に
「じゃぁ、ナイフで削りな~。パパはそうだったよ~」
と答えました。

僕の両親は
鉛筆を「手で削る」ことにこだわりがあり
事実、2人ともキレイにナイフで鉛筆を削り
父母が削った鉛筆は
幼い頃の僕には芸術的に感じることさえありました。
しかし、
当時の僕には(今でもですが・・・・)
そのように鉛筆を削る技術は無く、
ただひたすらに
「鉛筆削り器を買って」
とねだっていました。
既に電動鉛筆削り器は発売されていましたが、
そのオネダリは最初からあきらめて
手で回すタイプのものをねだっていたのですが、
とうとう買ってもらえませんでしたね~
学校の友達の鉛筆削り器で削った鉛筆を横目に
自分で削った不格好な鉛筆が何だか恥ずかしく、
(買ってくれよ・・・・・)
と両親を恨めしく思ったものです(笑)
そのうちに、
鉛筆はシャーペンに変わり、
そして、そもそも勉強もしなくなり
そのシャーペンも使わなくなりました。(笑)

長女のさりげないオネダリを却下したものの、
何気なく見ていた楽天のサイト。
不意に
(やっぱり買ってあげようかな)
と衝動的に電動鉛筆削り器を購入。
子供たちに、と言うよりは
当時の僕に、といったニュアンスの方が実は強かった気がします。
叶えられなかった思いを、今こそ!
といった感じでしょうか(笑)

僕の好きな映画
「思い出ぽろぽろ」で
主人公の少女が
「電動鉛筆削り器に憧れたこと」
と回想するシーンがあります。
そのセリフ
妙に共感を感じていました。
小学校の時、
僕も憧れていました。
少年だった僕も
いつの間にか親となり
違ったカタチではありますが
その憧れは
現実のものとなったわけでございます~

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