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記憶がありません~ [島暮らし]

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春が来ました。
暖かな日差しと、ツバメの来島。
春が来てます。
春が来たということは
冬の終わりということでして
この間妻と二人、つくづく共感したのが
「冬が短い!」
ということでした。
就農後、初めての収穫、出荷。
11月下旬から年末まで
休み無しでぶっ続けの農作業
収穫、出荷。
年明け後も続く、収穫、出荷。
そして確定申告、取引先新規開拓、お客様へのメール、
植樹、防風林切除、剪定 etc etc・・・・・・・。
この冬、あまり記憶がありません(笑)
新一年生となった長女と同じく
僕ら夫婦も農家一年生。
分からないことだらけなのですが
確実に何かが
「拓けている」
実感があり
楽しんで挑戦できていると思います。

東京で生活していた頃
往復約3時間ほどかけて通勤していました。
週15時間!実に約二勤務分の時間です。
通勤電車の中は
なんとなく疲れきって
ため息が充満しているような
そんな雰囲気に感じ
その中で学生だけが
別世界にいるように
楽しそうに
おしゃべりをしていたのを思い出します。
僕の場合、
仕事であったイヤな出来事を
家庭に持ち込まぬように
切り離すために
むしろ必要な3時間だったようにも感じます。
その電車内で
必死に何かをかみ殺していたようにも。
その距離が
今考えると、
ある種僕の中で
不純な世界との境界線の役割を果たしてくれていたのかも知れません。
その電車内で
毎朝、毎晩
何年間も考えました。
これでいいのかな、と。
身動きの出来ない満員電車の中で
エネルギーが向かう場所を
探していました。
立っているのもキツイくらい
気分が暗い日もありましたが
それでも
「いつか良いタイミングでチャンスが来る」
と自分に言い聞かせていました。
動く牢獄のような通勤電車
でもあそこで生まれた思想は
脈々と今
ベーシックな部分で僕の下地になってくれていると思います。

この冬の
「記憶の無さ」
は実に健康的であり
小学生の頃
完全燃焼して眠りに着く感じのようで
体調の衰えを感じながらも
目の前にある
小さな開拓を楽しめるようになってきた自分に
まだ、まだ成長の余地を感じます。
よっしゃ~
やったるぞ~
破壊よりも
創造だ!
育むぜ!
イエイ!









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