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ひじき染め♪ [島暮らし]

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春のやわらかい日差しに、
なんとなくそわそわする今日この頃。

ひじきの煮汁が、とてもいい色だったので、
そのまま捨てるには忍びなくて、

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ひじきをぐつぐつ炊いている大釜の横に、
小さな釜戸を作って、スカーフと帽子を染めました♪

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草木染めを始めたのは、
長女の1歳の誕生日に、長女の”名”に因んで、
桜染めの洋服を作りたかったからです。

国語の教科書に載っていたということで、有名な話のようですが、
「桜の花が開く直前の枝で染めると、綺麗なピンク色に染まる」という話を聞いて、
これをどうしてもどうしても試してみたくて、
でも、開花直前の桜の枝なんて、手に入らないよなぁ・・・なんて思いながら
長女と散歩をしていると、

なんとなんと!桜の花が開く直前の公園で、
桜の枝を剪定しているところに遭遇!!!

お願いして切り落とした枝を沢山譲って頂き、
念願の桜染めをすることが出来ました♪

桜のピンク色を出すには、時間をかけてじっくりと煮出した液を
寝かした方がいいと知り、1週間ほど、鍋に入れた枝を毎日ぐつぐつ火入れをして
その後、染液をさらに数週間寝かせて熟成させてみました。

毎日、布の切れ端を染めてみたのですが、
最初はオレンジっぽい色だったのが、確かに少しずつピンク色に近づいてきました。

数週間後、桜で染めた布で洋服を作り、
長女1歳の誕生日をお祝いしました^^

翌年も、「桜、桜、桜、、、」と念じながら歩いていると(笑)
小学校の庭の桜の木を剪定しているところに遭遇♪

毎年の恒例にするはずが、そういえばもうずっと作っていなかったなぁ。
今年は桜の枝が手に入るでしょうか。


草木染めを始めた頃というのは、
まだ長女も小さくて、
いつでもマイペースな私なりに、けっこうせいいっぱいだったとき。

育児中にありがちな、外の世界から隔絶されたような、
幸せながらも、ちょっと孤独な、なんだかそんなときで。。。

ある時、
草木から色をもらって、綺麗に染まった布を見ていたら、

ああ、こんな風に私も、色々なものから少しずつ命をもらって、
そうして生きているんだ。

ふと、そう思ったら、
モノクロの世界が、優しく、色づいたような、そんな気がして、
ぼろぼろ、泣きながら、布を染めました。


あれから、もう7年!

外を歩けば、全ての植物が染料に見えて、ドキドキしたこと。
突発的に草木染めがしたくなって、
クーラーもかけずに汗だくでぐつぐつ染めたあの真夏の日。。。

色々、思い出します(笑)


みかんの畑も剪定の季節に入りました。
念願の~みかん染めも、もうすぐ♪



草木染めをして一番好きなのは、
晴天の青空に染めた布を掲げる瞬間なのです!

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