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冬の色 [島暮らし]

高知旅行 (4).JPG


我が家は海から徒歩1分ほどなのですが、
海岸沿いの県道までは、何軒かのお家があるために
我が家からは残念ながら、海が見えません。
先日、地元の漁師さんと
そのうちに海が見渡せる場所に秘密基地めいたものをつくろう!
と盛り上がりました。
せっかく海の直ぐ近くに住んでいるので、これは必ず実現したいと思っています。

仕事の時は
必ずと言って良いほど
ふと目をやると
そこには海があります。
その色は季節と共に
多彩な表情を見せ
正しく
「清涼剤」的な効果を僕に感じさせてくれまして
ぼんやりと眺めるその景色に
いつの日も癒しを感じています。
その中でも、
僕が好きなのは夏の海の色でして。
これはもう、
最高です。
そこには
静寂と透明さがあります。
島での夏は
思春期の、あの落ち着かない感じの夏とは違い
静かに透き通っています。
中島の素朴な風景は
実に今の僕の心情にマッチしておりまして
これは、
例えて言うなら
少年の日の夏とも言える
遥か昔に感じた原風景なのであります。

島では冬になると
時折、強い風が吹きます。
普段は凪いでいる瀬戸内海も
白い飛沫を上げ
寒々とした色になったりもします。
そんな海の色を見ていると
家の暖かさが
何よりの幸せだな、などと思います。
お風呂に入って、
コタツに入って
食卓を囲むことが、
ひどく特別なことに感じるのです。




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