突然の・・・・ [島暮らし]
今日、山の上にある我が家の畑でいよかんの木の剪定をしていた。
すると我が家の師匠、お隣のS家の奥様H美さんがいらした。
当たり障りのない会話のあとに、
「昨日、Y家の旦那さんが亡くなったんよ」
とお聞きした。
たしか86歳だとご本人から聞いた記憶がある。
何日か前の総会でお元気にお酒などを召していらしたので
本当にその死が信じられなかった。
トップの写真はYさんに耕運機の使い方を教わっている筆者の写真である。
180を超えるであろう長身で背中はスッと伸びていて
僕の様な若輩者にも丁寧な言葉使いで接していただいた。
その昔、ご先祖様は忽那水軍の侍大将だったのではないかな
などと思ってしまうその凛とした佇まい。
写真右奥に移っている一本だけ残したいよかんの木の剪定を見ていただき、
何本か枝を切り落とした後、
「これでもう少し、様子を見てみましょう。」
と柔らかにおっしゃり、
その後、広島の軍港 呉で製造された戦艦大和、武蔵が
すぐそこの海を悠々と航海してゆく様を
昨日のことのように僕に語ってくださった。
亡くなる、というより
無くなる
死に対してそんな感じを抱いてしまう。
あまりに儚く、命は消えてしまうが
それでも
もうすぐいよかんの木は花を咲かす。
2014-04-03 21:42
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