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砂漠になるよりかは・・・・・。 [畑]

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我が家には「くらべる図鑑」という小学館の図鑑があります。
これが
面白い!
生き物の大きさや、走る早さ
建造物の大きさや高さ、
乗り物の早さ、大きさ。
星の大きさ、その距離。
色々なものを「くらべて」図解していますこの図鑑
大人と子供が一緒に読んでも
無理なく楽しめる、
非常に秀逸な図鑑なのであります。
その中に「砂漠」のページがあります。
砂漠は地球上の陸地の実に四分の一!
2009年に初版が発行されているので
2015年現在はその割合はもっと増えているかも知れません。
映像や写真で見ていると
何だか神秘的な風景にも見えて
何時の日にか訪れてみたい
そんな風に旅情をそそられたりしますが
農家として、改めてその風景を見てみると
草さえ生えない
不毛の地
作物は育ちそうにないなぁ・・・
こんな土地はいやだなぁ
と思ってしまいます。
そんな土地が凄いスピードで広がっているなどと聞くと
ぞっとします。
ちなみに鳥取砂丘は
風によって砂がたまってできた地形なので
砂漠ではないそうです。

以前
ロサンゼルスから車でラスベガスまで走ったことがあります。
その道中
正しく荒野という風景が茫々と続き
禿げ上がった山々が
砂埃の向こうにただ、ただ連なっていました。
日本国内を走っていると
どんなに大都市
例えば、東京や大阪などからスタートしても
小一時間も高速を走れば
緑の山々の鬱蒼とした風景に変わります。
次の都市にたどり着くまで
その緑は絶えることなく
時折、小さな集落などが点在するものの
地表という地表は草と樹で覆いつくされています。
好対照と言うべきこの風景。
僕はやはり我が国のこの緑が
単純に好きであり、見ていると安心します。

草刈は重労働です。
特に斜面部分、かつ柑橘の枝で込み合っている場所での
草刈は本当にキツイ。
ですが
草が生えるということには
やはりどこか安心感を覚えておりまして
丸っきり憎いかといえばそうでもありません。
僕などには分からない
地球そのものの意志がそこにあるように感じるからです。
映画「風の谷のナウシカ」のワンシーンで
誰もが忌み嫌う腐海が
実は人類が汚してしまった地球の大地を
浄化している、
とナウシカが気がつく場面があります。
あれなどは
実際農業をやってみますと
非常に考えさせらるところです。
そして同時に重大なヒントがありそうな気がしています。

世界でも最先端のテクノロジーを誇る我が国ではありますが
その繁栄の源にあるものは
実はこの緑豊かな大地なのではないでしょうか。




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コトタマ

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日本語の起源・言霊百神
by コトタマ (2015-11-03 18:54) 

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