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夢見る人 [島暮らし]

shokujyu (45).JPG


好きなバンドの曲の歌詞で

「僕達はみんな だんだん 歳をとる 死にたくないなと 考えたりもする」

というものがあります。

六月になり、蚊が増えてきました。

パンとつぶし、時に手のひらに血が広がります。

一瞬で一つの命が消えます。

奪ったのは他ならぬ僕なのですが。

息子を抱っこして幸せな時間の流れの中

ふいに

「命は永遠ではない」

頭の中にそんな考えがよぎります。

「死にたくないな」

と考えたりします。

子供のときは、時間の流れは無限のようで

命には限りがあることを

知識としては知っているのですが

体感できませんでした。

今、はっきりと体感できます。

僕の肉体がゆっくりとスピードを、強さを、失っていくのが解ります。

これから歳を重ねるともっと、もっと

肉体は遅く、弱くなっていくと思います。

若かりし日を振り返る時(まだまだそんな歳でもありませんが・・)

客観的に冷静に振り返る時

「夢が無い」

青年だったことに気がつきます。

当時はそんな事実を自分にひた隠すように

夢を追っているつもりではありましたが

それはフィクションであったと思います。

そして、

若さには、夢など無くとも

明日を切り開いてゆくパワーがあったと思います。

まだ見ぬ未来に対して

根拠の無い自信と期待だけがあれば

なんとかなっていくものだ、

そんな感じで当時を振り返ります。

50歳まで

五年を切った今の僕に

必要なものは唯一つ

「夢見ること」

すんなり、すっきり

そう思います。

それが実現可能か不可能かは

僕が決めることでなく、

まずは夢を見て、

日々淡々と

そのことの実現に向けて

実務を積み重ねる。

そんな感じです。

そしてこの事が

不死でないことを悲劇にしない

僕にとって唯一の切り札のように感じています。

そして、

まるで夢見ることをしなかった青春時代を露呈してしまうようで

恥ずかしいのですが、

今生まれて初めて

夢を心に描いています。

そしてすべては

ここから始まると、

自分以外に

自分の夢を信じる人は存在し得ないのだ



そう思います。

小学校の卒業アルバムに

当時の音楽の先生がメッセージを書いてくれました。

「くちびるに歌を」

そのフレーズを真似て

僕なりに。

心には夢を!














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