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すれ違い [ひとり言]

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僕は日本人なので
日本語を理解している人とは
当たり前の話ですが
日本語を使用して
日常の用事をそつなく済ます事ができます。
ですが、
考え方や価値観の話となりますと
少し事情が変わってくるのかなと最近思います。
例えば
「家庭」という単語。
この単語を使用して他者とある事柄について話し合うとき、
致命的と言っても良いほどの距離を感じることがあります。
考えてみれば当たり前の話ですが。

裕福な家庭に生まれ育った人
いわゆる貧困な家庭に生まれ育った人
楽しく明るい家庭に生まれ育った人
暴力吹き荒れる家庭に生まれ育った人
兄弟10人という家庭に生まれ育った人
一人っ子に家庭に生まれ育った人
母親がいない家庭に生まれ育った人
父親がいない家庭に生まれ育った人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
この羅列、無限に続く気がします。
もちろん「家庭」という単語を使用して
他者と話す場合、
その単語に対して学習したイメージ
「一般的常識」という存在はあるとは思います。
ですが人は無意識に家庭という言葉を聞くと
自らが生まれ育った家庭を基準にして
話しているのではないでしょうか。
そうすると微妙に会話はズレていきます。
そして会話をする場合単語は当然星の数ほど。

こういった単語自体の認識の個人差もありますし
それだけでなく人との会話の場合、
その人が普段どういう価値観で生きているか
ということも無意識に人は晒してしまうものだと思います。
このブログでも何度か書きましたが
我が家のお風呂は薪。
最初は戸惑いもありましたが
なにしろ生まれて初めての薪でのお風呂。
薪を燃やしてお風呂に入れるということそのものが新鮮で
尚且つ柑橘農家として大量の薪が手に入れられることを考えると
輪廻的と言いますか
この無駄のないループは体験したことのない満足感を
僕らに与えてくれました。
この薪でのお風呂のことを誰かにお話すると
その反応は本当に多種多様で
「素敵!」
と言う方もいれば
「灯油代も大変だから」
と言う方もいらっしゃいました。
なんというか僕的には
「おもしろいことがあるよ」
的な感じで人に話すのですが
それは中々うまく他者には伝わらないようです。
オーガニックな思想があるわけでなく
高熱費をケチっているわけでなく
たまたま備え付けられていたものを使用したら
案外楽しかった、というところなのです。

大企業的に考えれば
消費者の消費意識の逆行は恐怖であると思います。
より早く、便利に、快適に。
最近の流行は尚且つエコに。
とにかく右肩上がりにいい暮らしを。
薪でお風呂と聞くと
強烈に時代へ逆行しているイメージを持たれる方も
いらっしゃると思います。
ですが
別に大変でないです。
と言いますか
お風呂など身体がキレイになり温まれれば
なんでもいいです・・・・。
確かに最近のお風呂便利です。
お湯は勝手に止まりますし、自由に湯温も設定できますし
ジャグジーが付いていたり、
衣服を乾燥できたりもします。
でも別に
関係企業の方、すみません
要らないです。(笑)
トイレのフタも自分で開けます。(笑)


去年の冬、
妻と二人で仲良く作った薪が
よ~く乾燥して
パチパチと良く燃えてくれ、お風呂もすぐ沸きます。
前もって準備など苦手な僕たちですが
薪にいたっては去年沢山作っておいて
良かったなぁ~と思います。



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