振り向くとそこには・・・・・・・・・・・。 [畑]
仕事を止めるタイミングは
スッと片付けに入れる日は良いのですが
中々、引き際が悪い日もあって
ダラダラと止められず、難しかったりします。
夏も終わり、まだまだ暑いものの
日の入りの早さはやはり秋のもので
6:00を超えると段々と暗くなってきます。
昼と夜の境目
逢魔時。
人間が山から去り
昼間は活動していなかった者たちが
行動を開始し始める時間なのです。
その日僕は
あまり窮屈になっていた木と木の間を
収穫時に備えて枝を少し間引いたり
また枯れ枝を根気良く切除していました。
夢中になること何時間だったでしょうか。
腕時計を持たない僕は
ただ太陽の光だけを目安に
黙々と枝を切っていました。
まだ明るいものの
枯れ枝かどうかの判断にも時間がかかるようになって来たので
(そろそろ帰ろうか)
と思っていた矢先でした。
突然、ガサガサをいう音が聞こえ
ギクリとして振り向くと3~4メートル程向こうに
柴犬ほどの大きさのイノシシが。
僕に目もくれず鼻を鳴らし何かを一心不乱に食べていました。
その態度にムカッときた僕は近くにあった枝をイノシシへ
投げつけ、命中。
驚いて逃げるイノシシをさらに追いかけて
気がつくと
「うぉおおおおおおおおお」
と今まで聞いたこともない、獣のような雄たけびを上げて
イノシシを威嚇していました(笑)
イノシシ当然、わが農園から全速力で逃走。
突然の野生化からハッと我に帰り思わず一人笑い。
ですが
イノシシだろうが人間だろうが
他人のテリトリーに土足で入るようなことはいけません。
やはり暗くなったら色々危険な面もあると
すぐ帰り支度をして農道を降りていく帰り道
同じ集落のIくんと会い挨拶。
笑顔で「こんにちは」などと言ったものの
さっきの雄たけびを聞かれてやしないかと
一人赤面(笑)
やばい、やばい っと~。
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