木を植えた男 [畑]
木を植えた男
という、物語がありまして
僕は二十歳ごろの時に同名の絵本を
プレゼントされこの物語を知りました。
当時はあまりに自己犠牲的な物語に
疑問を抱き、あまり共感できなかったのですが
僕も年を取ったのか
はたまた様々な経験を経て物事の見方が変わったのか
以前ほど暗い物語とは感じなくなりました。
かいつまんでストーリーをお話するなら、
一人の男がある不毛の土地に木を植え続けて
世界では戦争なども起きるのですが
とにかく植え続けて
そして静かに死んでしまうのですが、
男が植え続けたその木々のおかげで
最終的にその不毛の土地は
人々のオアシスのような土地になってしまう。
という割とシンプルなお話です。
先日、妻と2人でいよかんの苗木を30本ほど植えました。
こんなのを↓
こうしまして↓
こんなん掘って↓
こうなります↓
僕の師匠であります、K一さんによると
ちょっと前まで樹齢100年のいよかんの木が
あったそうで
普通に毎年、実を生らしていたそうです。
ちょっとロマンチックな見方をすれば
僕があと40年ほどでこの世から去っても
先日妻と2人で植えたいよかんの木は
それから更に60年間
実を生らし続けるかも知れないわけで、
そう考えると
実に壮大な時の流れを感じさせてくれるのです。
そして植樹し続けることは
我が家の生計を成り立たせるだけではなく
偶然にも冒頭に書いた物語と同じく
自分以外の人間に、貢献できる可能性を
含んでいると感じます。
僕が現在、そうした先人の恩恵に与っている以上
またそれは当然のこととも感じます。
ただ今、摘果の真っ最中でございまして
色々な本を読みふけり、またネット等で勉強など
してみるものの、
やはりまだまだ素人同然の僕ら
わからないことだらけです。
ですが
僕らは農家なので
耕して(草刈って)、植える!
これが基本だと強く信じて
進んでいこうと思っております。
↓こんな耕作放棄地が僕の果樹園のすぐとなりにあります
いつの日にか
復活させてやる!
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