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やこうれっしゃ [子ども達]

松山へ行った帰り、フェリーの時間まで少し間があったので、
お姉ちゃんたちが好きな、絵本、児童書の専門店コッコ・サンへ。

後から入店してきた女子中・高生3人組の1人が、
スーホの白い馬を見つけて、
「私この本めっちゃ感動したんだけど!」と、
友達にストーリーを熱く語り出したのを見て、
ああ、日本もまだ捨てたものじゃないな、と思いました(笑)

子供たちが本を見ている間、
あ、そういえば・・・と、
店員さんに探してもらい、母が購入したのが、コチラ。

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西村繁男さんの絵本
「やこうれっしゃ(こどものとも傑作集)」

東京に住んでいた頃、足繁く通っていた図書館で何度か借りたことのある
思い出深い絵本なのです。

懐かしい昭和の夜行列車。
上野から金沢に向かう列車で一夜過ごす乗客たちを描いた、
文字のない絵本。

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西村繁男さんのあたたかな絵が大好きなのですが、
特に、文字のない絵本のシリーズ?の、
細かく描かれた絵の中に物語を見つけるのが楽しくて、
こどもたちとよく読んでいました。

その中でもこの絵本が特に思い出深いのは、
この本を一人で見ていた当時2才の次女が
ある登場人物の一人を指差して、

「Nちゃん、このひとがすきなの」と、言ったことがあるから。

やさしそうなおじいさんを見て、
次女の頭の中にはどんなストーリーが動き出したのでしょう。

このひとすき。

そう思った次女が、あまりに愛おしくて、愛おしくて、
時々思い出しては、いつか購入したいと思っていた絵本。

本屋さんではページをめくらずに大事に持って帰りました。
残念ながら、次女はもう覚えていなかったけれど、
母は、はっきりと覚えていましたよ。

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当時は気づかずにいたけれど、
結婚式の帰りだったんだなぁ。

今では夜行列車といえば豪華寝台列車ばかりになってしまいましたが、
私もこんな旅、してみたかった。
子供の頃夜行列車でおじいちゃん家に遊びに行っていたというパパの姿を、
思わず絵本の中に探してしまいそうになるような、そんな絵本です。


こどものとも60
西村繁男さんと『やこうれっしゃ』
http://kodomonotomo60.com/hahatomo/649/

絵本作家インタビュー西村繁男さん
http://mi-te.kumon.ne.jp/contents/article/12-187/

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