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断食をしてみました。その② [島暮らし]

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断食を行うにあたって、
僕が重視したこと。
それは、
「ガマンすることが目的ではない!」
ということ。
一眼大切なのは
断食をすると、いったいどうなるのか?
という
知的好奇心がキモだと思います。
その継続、維持のために
僕が大切と感じたことは
身体の状態データの観察。
自宅には
血中ケトン体と血糖値を計測する機器。
尿中ケトン体を計測する試験紙
体重計(体脂肪率、骨格筋率、内臓脂肪、基礎代謝)
これらを使用し
マメに身体の状態を把握することで
好奇心を高めることに集中しました。
結果として、
今回の僕の初断食は
96時間、丸四日間。
摂取したのは、
水素水、ミネラルウォーター、十全大補湯スープ(具なし)、みそ汁(具なし)、ルイボスティー。
固形物はごく少量の発酵ニンニクのみ。
当然ですが、
お腹は減りまくりでした。


断食、ケトン体、基礎代謝などの情報は
ネットで腐るほど溢れていますので、
ここでは、その説明を省略させていただきます。
まず、初日。
お腹が減ります。
この感覚は僕の場合、四日間ずっと続きました。
よく、
3日目くらいになると、全く空腹感を感じなくなった、
という体験談を読みますが、
そういった時間ももちろんありますが、
僕の場合はあくまで空腹感をベースにして、といった感想です。
三食の代わりには
十全大補湯スープ(具なし)を飲みます。
時には、みそ汁も追加します。
それ以外にお腹が減ったときは

①水分を補給する。
これは今回の基本でした。
とにかく紛らわす、といった感じでしょうか。
特にルイボスティーは空きっ腹にもやさしい味で
助けられました。

②兎に角、何かをする。
じっと寝ていたほうが、良さそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが
じっとしていますと、頭の中はだんだん食べ物で埋め尽くされます(笑)
何かをすることにより、脳の矛先を変え
食べ物のことを考えない状態を作るほうが
結果的には身体が楽でした。

③発作的に「食べたい」という強い欲求が襲ってきますが
この種の瞬間的な欲求は長続きしないので、
この時ばかりはひたすら、じっとして耐えます。

二日目も初日と変わらず、空腹が続きます。
二日目の方が辛いとの意見も多々聞きますが
初日との違いは特には感じませんでした。
特筆すべきは三日目の朝。
早朝起床し、筋肉トレーニングの後
海辺を散歩したのですが、
この時、目に見える風景は
「生まれて初めて見る」風景とでも申しますか
これは断食をした皆さんが口を揃えておっしゃっていますが
まるで「悟った」かのようなその感覚。
これは癖になります。
こんなにも新鮮で、鮮やかで、穏やかで、
でもとてつもなくパワフルな感覚は
他で得たことがありません。
歴史上の偉大な人物、特に宗教的に著名な人物に
断食の実践者が多いのも決して偶然ではないと思います。
口にするものは、体を変え、
そして精神をも変えてしまう
恐るべき力を秘めていると思いました。

四日目から、
ケトン体を中心に他の身体データも
明らかに今までと違う
大きな動きを見せ始め
継続をかなり迷ったのですが、
初めてということもあり、
今回は96時間で終了。
本当の断食の効果はここから、
という意見もあり
もったいないかなぁ、とも思ったのですが
お腹も減ったので(笑)
この先は次回、ということにしました。
今回、断食を終えてみて
一番の感想。
それは、「食べない」ことは
こんなにも身体がラクなのだ、ということ。
空腹はつらいです。
ですが、
体内に蓄積されているエネルギーはたかが4日の断食では無くなりません。
脂肪という形で大量に体内にストックされています。
外からの栄養補給が途絶えると
体内ではその事態にそなえて、2重、3重、幾重にもプログラムされている
生き延びるためのシステムを稼働させます。
現代の生活では、そのスイッチは押される必要性が皆無のため
その存在は忘れ去られていますが、
その状況をあえて自分から作り出すことにより
眠っていた細胞を呼び覚ますことが可能になるのです。
消化作業から解放された内臓は休むことができ、
消化作業で大量に使用されていた血液は
他の場所へ、他の「修復が必要な場所」へ流れていくことが可能になります。

腹八分目の、本当の意味を身をもって知ることができた今回の断食。
好奇心が野蛮な本能を抑制、制御する快感。
断食
あり!でございますよ~!













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