一人ぽっち [島暮らし]
あえて
意識して
たまに一人ぽっちになる。
一人ぽっちでバイクに乗ったり
一人ぽっちで食事したり
一人ぽっちで電車に乗ったり
一人ぽっちで旅行したり。
すると、
思い出す。
弱く
あてもなく
ただ、ただ
寂しいばかりの
かつての自分の姿を。
いつもは家族と一緒だから
強く
正しく
明るく
そして夢いっぱい
が
自分の姿だと勘違いしがちだけど、
僕なんて
結局
家族なしでは
ただの
デクノボー。
うん、
間違いないし、
そして
そんな自分が好きだ。
僕の中に
愛情が溢れていなかったなら
生きる意味なんて
無い。
もうあえて
断言しよう。
愛することなしに、
生きる意味など
無い。
それはまるで、
空気も何もない
宇宙空間に
燦々と輝く太陽のように。
光そのもの。
それを時々
そっと
一人ぽっちで確認したいのです。