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苗木の幹 [島暮らし]

みずたま農園では
今年も頑張って苗木を植えました。
発注したことも
忘れた頃に大量にやってくる苗木たち(笑)
あー
こんなに頼んだっけ・・・・。
毎年途方に暮れる瞬間です(笑)
でも、
これで良いのです。
神が僕たちに命じた仕事なのであります。
なので、
誠心誠意
心を込めて
苗木を植えるのです。

一年生の苗木を植える時に
その
あまりに細い幹の細さに
このか細い枝のような苗木が
素手で引っこ抜くなど
到底不可能な成木になるなど、
想像すらできません。
一本、一本は
比較的簡単に植えることができますので
当然、抜くことも簡単。
片手で可能です。
そんなチビッ子たちが
少しづつ
少しづつ。
一見、静止しているかのようなスピードで
でも、
確実に大きくなっていくという事実。
その成長を感じる時、
それはまるで
三人の我が子の成長を見守っているようで
農業を営む上で
最大の喜びを感じる時かもしれません。

樹の力を感じる時。
僕の場合、
それは株元の太さを確認した時です
大地にしっかりと根を張っている
その力強さ。
以前読んだ本の中で
「樹は水源を、誰に問うことなく独力で探し出し、根を張っていく」
という言葉を思い出します。
生い茂る葉の方にどうしても目が行きがちですが、
やはり何事も
「根」が肝心です。
目に見えない地中の部分。
その充実ぶりを現してくれるのが
株元の太さです。
頼りなく
細々としていた苗木の幹が
ハッとするほど
がっしりとしていることを確認した時、
僕の心も樹と共に成長しているかのように感じ、
感動します。

まだまだ、これから。
雨にも風にも、夏の暑さにもマケズ
成長は続くのです。

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