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「気」 [島暮らし]

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海沿いの道を歩いていると、
そこには
海からの「気」というものを感じます。
海原から吹いてくる風
全ての生命はここから生まれた
とでも言わんばかりの
そんな気を感じます。
感じる、としか表現できません。
同様に
山には山の気が溢れ
海とはまた、少し違った「気」を感じます。
作業の合間に
農道に寝ころびます。
空にトビが飛んでいて、
時折
ウグイスなどの小鳥の鳴き声、
濃い山々の緑
海の気がどちらかと言えば「静」
ならば
山の気は「動」
木々や虫、動物達の躍動を感じます。

最近、
扇風機はモーターやその他、
全ての部品が完璧な状態でも
電気という「気」が無ければ
一切作動しない
という文章を読んで
気というものについて
深く考える機会が増えました。
目に見えるものでは無く、
その存在自体
まだまだ科学的根拠も乏しく
懐疑的な方も多いかと思いますが、
僕は
その存在を確実に感じています。
もっと、もっと
真剣に生きて
「気」そのものが自分である
という境地
そんなところまで行ってみたい
いや、
行くのだ!
そんな風に思っています。

仕事が終わり
自宅への帰り道
宇和間の地を見守る
神社の森が高台に見えます。
そっと、
手を合わせます。
いったいどのくらいの長い年月を
あそこからずっと見守っていたのか。
宇和間の神々の「気」を
僕なりに感じ、
感謝し、
そしてホッと息をつきます。
自分の中の気の流れが
静かになってゆくような
そんな気がするのです。



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