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友軍飛来! [畑]

今年の夏は
ここ愛媛県中島、降水量が極端に少なく、
気温は高く
そのせいなのか、何なのか
アブが大発生!
ベテラン農家もビックリ!の数でして
作業中思わず
「あーーーーーー」
と絶叫してしまうこと多々。
どんな時でもオットリさんのマイワイフでさえ
「あーーーーーー」
となってしまったりしていました。(笑)
このアブという虫ですが
都会ではなじみの薄い、と申しますか
東京ではほぼ遭遇することのない虫ではないでしょうか。
一言で言うなら
ハエを巨大化したような虫でして
ぶんぶんと羽音を鳴らしながら、まとわりついてきまして
ピタッと身体にとまり
そして血を吸います。
刺されますと、チクッと痛みを感じ
その痛みはさほどではないものの、
その後大きく腫れ、痒みは強く継続し
非常に不快です。
今年の夏はこのアブに三匹、四匹と囲まれることがザラにありまして
大げさに言うなら作業時間の1/4ほどを
アブを追う時間に取られたような、そんな日もありました。
この虫を無視して作業ができる様になったなら、
それは「悟り」ともいうべき境地に立っている証明となる気がいたします(笑)
それくらい、農作業の敵でありますアブ。
アブ対策を色々と試したものの、
その数の多さにほぼ無力。
試練の夏でした。

その日は東京へ帰る前日の日でした。
帰省中、万全を期すため最後の点検のレモンの苗木の園地。
アブが飛び交っていました。
(またか・・・・・・・)
ブルーになりました。
身体中、虫刺されの痕。
正直、虫がここまで恐ろしいとは思ってもみませんでした。
対象が小さすぎて、また多すぎて
手作業で駆除するのはほぼ不可能。
ため息をつきながらの作業中
先ほどまでブンブンを羽音を鳴らしていたアブが
急に静かになりました。
ふと視線を上げると
そこには沢山のトンボが。
そう言えば以前、アブの天敵はトンボである、
と何かの記事で読みました。
ですが、
アブの素早さから
(トンボにアブを捕まえられるのだろうか・・・・)
とその時は懐疑的でした。
アウトドアの世界では、トンボに似せたダミーを
帽子にぶら下げてアブ除けにすることもあるそうですが
正直
(意味ないだろ・・・・・)
と試してもみませんでした。
ですが・・・・・・・・。

DSC_2552.JPG


いや~トンボ凄い!
写真ではちょっと分かりにくいですが
アブを頭からバリバリと食べていました。
友軍飛来!
頭上で飛び交うトンボたちが味方のように感じ
嬉しかった!
見事、アブを追っ払ってくれました。
トンボのその形状も飛行機のようであり、
制空権を得た僕たちはその日、安心して作業ができました~




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