SSブログ

絶海の孤島 [島暮らし]

DSC_2508.JPG

離島に住んでおりますと、
「島人」
「孤島」
「島唄」
などのキーワードや
離島を題材とした映画、記事などに
自然に注目してしまいます。
一口に離島、と申しましても
千差万別。
他の島を知るたびに
全然違うなぁ~と思う事しきり。
そこには個性を感じ、
その島々の暮らしを想像してしまいます。

先日、大東諸島を題材にした映画を見ました。
正しく、絶海の孤島の名に恥じない
凄まじいばかりの孤島ぶり。
大東島の様子を調べれば調べるほど
中島との違いに驚くばかり。
その開拓史などを読んでおりますと
同じ日本とは思えない
壮絶なものを感じました。
僕らが暮らします瀬戸内海は
基本、波は穏やか。凪いでいます。
そして、点在する島々。
中島から一番近い有人島であります睦月島までは
わずか500メートルほど。
我が宇和間地区から対岸に見える怒和島までは
一キロほどでしょうか。
そして10キロほど先には松山市街が肉眼ではっきりと見えます。
どこを見ても陸地や島々に囲まれている瀬戸内海。
僕らにはそれがスタンダードなために
たまに目にする
太平洋や日本海などの押し寄せる荒波、
また陸地が見えない水平線には
なんだか違和感を覚えます。
同じ海とは思えない(笑)
やはり、静かな瀬戸内の海が性に合っているようです。

荒波や陸地が見えない海を見るたびに思う
もうひとつのこと。
それは
船酔いのことです。
一度、猛烈なのを経験しましたので
心から恐怖してしまいます。
松山市の高浜港から高速船に乗れば
島まで最短で25分。
それでも、海が荒れた日に乗船、船酔いになりまして
半死半生の目に遭いました。
波の穏やかな、また乗船時間が少ない
瀬戸内の海でもあの船酔い。
その逆を想像することは
怖くてできません(笑)

四国と本州には数本の立派な橋があるので
行き来は非常に便利です。
ですが、橋が通ってしまったら、
「離島」感は大分薄まり
しまなみ海道などの島々は
僕らの感覚では「島」ではないように思います。
松山市の沖合い10キロに浮かぶ中島。
陸から遠からず、近からず
絶妙な「離島」感なのでございます~。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。