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一意専心 [島暮らし]

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先日、前職の部長から
みずたま農園の柑橘を購入していただきました。
何か、凄く嬉しいのですよ、こういうの。
柑橘農家になってからというもの、
僕ら夫婦が
「かつて経験の無い」
ほど、沢山の方から応援していただいています。
ちょっと信じられないくらいです。
喜びを感じるのは当然として
それ以上に、
今、目の前にある仕事へ対して
誠実に
真剣でなければならない
と身が引き締まる思いです。
それくらい、
ありとあらゆる方面から、
応援していただいています。
もうこれならば、
誰がやっても成功してしまうのではないか、
とすら思ってしまいます。
こうなりますと
今、僕達が置かれているこの状況で
僕達がやることは
唯一つ。
それは
ただ、ひたすら
柑橘を育てること。
ただ、それだけに集中していこうと
夫婦で固く誓っています。

僕は両親から
あまり束縛を受けたことがありません。
「コレをしたいんだけど」
「じゃあやれば」
と二つ返事で全ては決まるような家庭でした。
父は
「金は出す。後は自分でやれ。俺は知らん。」
というような人でした。
孫が出来た現在は
歳をとったせいもあるのでしょうが
ニコニコとやさし~いお爺ちゃんですが、
僕が子供の頃の父は
怖かった。
もう、父が自分の部屋の襖を開けるだけで
「ビクッ」としていました(笑)
対して母は。
母は何と申しますか
「自分がするべきことのみを考える」
女性で、
僕の性格はかなり、母の影響が強いと思います。
数少ない、母からの言葉で
これは現在の僕の信条とも言ってよい考え方なのですが、
「どんな事でも、優先順位を必ずつける」
ということでして、二兎を追うな、
ということであります。
この考え方、
幼い頃はイマイチその意図するところが理解できなかったのですが
何十年も呪文のように繰り返し、母から聞かされるたびに
最近やっと
「ああ、こういうことか」
と少しばかり理解できるようになってきたと思うのです。

演奏家ならば、演奏を。
科学者ならば、研究を。
学生ならば、勉強を。
サラリーマンならば、会社へ忠誠を。
そして
農家ならば、生産を。
ただ、ただ
それだけなのでございます。



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