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目標設定を低くする その3 [島暮らし]

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目標設定を低くする、という言葉の響きには
消極的と申しますか、ネガティブな印象を感じる方も
少なくないと思います。
ですが、
「目標設定を低く」するためには
的確な現状認識と客観的な自己評価が欠かせない訳でして
そういった意味で、実は非常に現実的かつ、ポジティブな発想だと
自分の中では位置づけをしております。
自分の現状を的確に理解することができてから
初めて、次の段階に進んでいくことができるのではないでしょうか。
急がば回れ、の言葉に先人が込めた思いは
中々に深いものがあるのだと最近、常々感じてしまいます。

元々、僕が身体操作へ興味を抱いたのは
健康を保つためではありませんでした。
まだまだ若く、老いや故障などは無縁だと思っていた(笑)
35、6歳くらいの時でしょうか
ドラムの奏法の一つである
「モーラー奏法」を発見、夢中になりまして
それがキッカケで、
骨の構造や動き、関節の構造や位置などを理解、意識し、
「理にかなった」動きでドラムを叩くことにより
自らのテクニックの上昇は年を取っても可能なのではないか、
と日々時間があるとチョコチョコと
あーでもない、こーでもない
と考えるようになりました。
そしてそれは今までず~と継続していますし、
何をしていても
これからもず~と続いていくものと思います。
このモーラー奏法というものは
元々、アレクサンダーテクニークという
クラシックなどの教育の世界ではわりと有名な身体操作術を元に編み出されたテクニックでありまして
身体の構造を理解→それを奏法に流用 が
その大まかな考え方なのですが
それはそのまま、健康という目的にスライドさせることが
可能なわけです。
そもそも、楽器というものはドラムに限らず、
向き合えば、向き合うほど、
手先では無く、全身を使って表現するものだと思いますので
そういった意味でもスライドは極自然なものだったと思います。

今、骨盤を「立てた」まま
ほぼ180度まで開脚が出来るようになってきました。
目指している「股割り」が出来る状態にはまだまだ程遠いのですが、
元々、身体が硬かった僕にしては、
とりあえず、上出来な状態と今のところ自己評価をしています。
ですが、
これはいきなり、すんなり出来るようになったわけでなく
ましてや、
たかが半年継続した努力の結果などでなく、
5年程継続中の禁煙を含めた
「極々小さな」日々の健康への努力と
無数の「少し上」に設定した目標をクリアしてきた結果だと思っています。
最近、
生きることが楽しくなってきています。
それは、
この一見立ち止まっているような、
無能なような
痴呆のような
この僕のやり方が
とてつもない可能性を含んでいることに気がついてしまったからなのです。
自分の個性、特性に気がついてしまった、
という見方もできるかも知れません。
まぁちょっぴり遅くはあるのですが(笑)

この資本主義経済という巨大な流れの中で生きつつも
金とモノが強大な力を持っていることは認めつつも
「より良いモノ」を手に入れることよりも
「より良い技」を手に入れたいなぁと思う今日このごろ。
もう兎に角
あらゆる意味で
「技」に情熱をつぎ込んでいこう!かと。
中高年の皆様
技には加齢など一切関係無く
むしろ、それを味方とできる
素晴らしい要素が目白押しでございます~
そのためにも
「目標設定は低く」がオススメでございます~!










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