SSブログ

闇、闇。 [島暮らし]

IMG_6960.JPG

まだ東京にいた時ですが
ある日仕事で
僕はガラス張りのお洒落なビルのエントランス前にいました。
よっしゃ、と気合を入れて
勢い良く建物の中へ入ろうとした瞬間、
開く、と思っていたドアが開きません!!!!
それもそのはず、
僕が自動ドアと認識していたのは、ドアではなく
ドアの横のただのガラス部分でした。(笑)
勢いとは恐ろしいものでして
咄嗟に手をついて顔面からの衝突は回避したものの
そのはずみで突き指をしてしまいました。
あれは痛かった・・・・・・。
オフィス街での無様な失敗は
ケガをした指のこともあって何年も前のことですが
よく覚えています。
開く、と思っていたものが開かなかったり
ある、と思っていたものが無かったり
無い、と思っていたものがあったりすると
思わぬ怪我をしてしまいます。
いわゆる想定外というものでしょうか。

ここ中島の島暮らし。
夜。
暗いです。
はっきりいって
生まれてこのかた、
経験したことの無い暗さと言っても過言ではありません。
僕達の故郷
世界有数の大都市である東京。
その夜は
今考えると
圧倒的に「明るい」です。
光があらゆるところにあり、
そしてそれは当たり前に提供されるものと思っておりましたが、
島暮らし。
夜。
真っ暗です。(笑)
先日もこのブログで書きましたが、
去年の夏はこの暗闇が原因で足首の捻挫も経験しました。
足元が暗くて見えず、
段差があることに全く気がつかずに
進んだその先には一メートルほどの段差が・・・・・。
あれは痛かったなぁ~
昼間だったら、なんてことの無いその段差も
「想定外」だったことがあれほどの大怪我になるとは・・・・・・。
あれも都会育ちの僕への
強烈な洗礼のようなものだったと感じます。
その怪我も治り、
痛みも忘れかけた年末
消防の夜回りで、今度は逆のパターン
何もない平坦な道だと思っていたところに
20センチほどの高さの段差が・・・。
思わずつまずいてしまい、
ケガは無かったものの、冷や汗ものでした。
危ない、危ない。

我が家の敷地、広いです。
母屋と離れ、中庭を挟んで倉庫が裏にあり、
倉庫からも外へ抜けられる構造になっています。
我が家の倉庫側のお隣さんであるYさん。
仲良しなので、よく行き来があるのですが
ある日の夜、
お風呂へ入ろうと離れへ行き、
ふっと倉庫へ続く廊下を見ると
そこに人影が
咄嗟に幽霊か!!!!
と身構えてしまったのですが
Yさんがお野菜を持って来てくれたのでした(笑)
この倉庫も電気をつけないと本当に真っ暗でして
夜まで作業などをしての仕事終わりの時など
そろり、そろりと母屋まで転ばぬよう帰ります。
ですのでYさんに
「暗いので、気をつけてくださいね」と言うと
「暗いのは慣れてるからね~」
とのお言葉。
何気ない一言だったのですが
やはり小さい頃から慣れている人には
「敵わないなぁ」
とつくづく思いました。




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。