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 [島暮らし]

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我が家のお風呂は薪。
仕事が終わり、
家に帰って今度はゆっくりと
お風呂の準備。
新聞紙、団扇、マッチ、ダンボール。
薪を細い順に、
僕の場合、四段階くらいに分けて用意。
極細の枝を新聞紙でくるみ、
そこへ細く切ったダンボールをブレンド。
釜へ入れるときはダンボールが下になるように。
そしてマッチを一本すります。
薪や新聞紙がよっぽど湿っていない限り
必要な火はこのマッチ一本のみ。
この小さな、小さな火が
だんだん、
だんだんと
大きくなり
やがて
家族五人を充分に温め、清潔にしてくれるだけのお湯を沸かしてくれます。
小さな火が
やがて炎に変わるプロセスを
白痴のごとく見つめていると
ああ、
こんな感じで
僕の中の小さな情熱も
取るに足らない
ちっぽけなものであっても
その火を絶やさなければ
来るべき時に炎となり
闇を照らしてくれるだろう
などと
静かに、静かに
思ってしまいます。

今年も
もう直ぐ
終わります~


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