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Win-Win [島暮らし]

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最近
人から声をかけられることが増えました。
移住してきて約2二年の月日が流れ
宇和間地区を中心とした
沢山の人に力になっていただいてある今の状況。
自然な喜びと共に
湧き上がる感謝があります。
あっ
でも敵もいますよ、もちろん(笑)
僕のことを「気に食わない」
方も沢山いらっしゃると思います。
人類全員と仲良くしたいのは山々なれど
そう思うことは実は、ちょっとした傲慢なことなのかな
などと思う昨今。
とにかく最低限の礼儀だけを死守し
あとは野となれ山となれ。

人に迎合して
好印象を持ってもらうことは
簡単です。
誰にでもできる、
と言ったら語弊がありますが
ある意味当たり前の事とも思います。
少ない頭で
移住当初考えました。
10年後、20年後のことを考えるとき
島での出会いの中で
迎合し過ぎてしまうと
自分が苦しくなる。
そう思いました。
42.195キロを
全力疾走で走ることができる人は
地球上に存在しないわけです。
長い距離を走りきるならば
その距離を想定して
ペース配分を考えなければ
途中棄権は必死だと思いました。
20代くらいの若者であるならいざ知らず
女房、子供を抱えた
もはや「初老」もそう遠くない40代での
移住でしたので
このあたりは熟考しました。
島での人間関係において
僕が大切にし
あらゆる誹謗中傷も覚悟した上で
断行していること。
それは
「決して無理をしない」
という極々シンプルなことです。
僕の島でのあらゆる行動は
この一言に集約されていると言っても過言ではないと思います。
人間関係においては今まで生き残ってきたなりの
僕独自の哲学があり、
それに則っての日々の方が
やはり生きがいを感じますし、勇気が出ます。
人とWin-Winの関係を築くのは
そう簡単なことではなく
言葉などでなく
長い時間をかけて
生きることそのものを共有するしか
究極論ですが方法は無いと考えています。


先は長く、不透明です。
ですが
それで良いのだ
と思います。
畑からの帰り道
「おかえり」
と声をかけられるとき
トラックですれ違う時、
「もってけ!」
とサツマイモをいただく時、
年は取りましたが
小学校のときの
取引など存在しない
純粋な友情の様なものが
僕の中で蘇り
やっぱり
これで良いのだ
と思ってしまうのです。






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