国産のススメ [畑]
最近は職業柄、
スーバーなどに行くと
自然に生鮮品のコーナーへ足が向いてしまします。
その食品の産地や値段、状態などを入念にチェックしてしまいます。
そうやって観察していますと
やはりモノには「旬」というものがあることに
気がつかされます。
季節と共に移り変わる食材を上手に取り入れることは
身体の健康を保つ上でかなり重要な部分を支えていると感じます。
そしてその「旬」は実に短く
どんどんと過ぎ去っていってしまいます。
春には春の、夏には夏の
食材=季節とも言えるほどの関係性は
遠い昔からそれぞれの国々で
文化となって伝えられてきたものと思います。
しかし近年
テクノロジーや流通、加工法その他の進歩により
遠い異国の土地から
季節や時間、距離を越えて
沢山の食材が我が国日本へ入ってくることになりました。
これにより、
季節による食材への束縛はほぼ無くなり
いつでも、自由に好きなものを食べられるシステムに
なっていると思います。
ですが・・・・・・・・・・。
食べ物は腐ります。
そしてそれは自然なことです。
食べ物や生き物が腐敗し、土に帰らないなら
地球上はあっという間にその骸でいっぱいになり
足の踏み場も無くなりそうです。(笑)
果実が樹とつながっているとき=生っているとき(生きているとき)
は果実は腐りません。(何年もという分ではなく、また固体によっては病気等により
腐敗することはあります。)
それを樹から切り離した瞬間から
劣化は始まります。
レモンなどはそれが顕著に現れ
収穫して3日も経てば、表皮の状態が変化していくのがわかります。
みずたま農園のレモンは可能な限り
捥ぎ立てのレモンを出荷しています。
防腐剤などを一切使用していないので
そうすることが唯一の腐敗に対する
僕達ができる抵抗だからです。
そんな経験を素に
メキシコやチリ産のレモンが
ピカピカと売り場で光っているのを見ると
正直ゾッとしてしまいます。
何ヶ月もかけて外国から船で届いた果実が
何故こんなにも綺麗なのか・・・・・・。
実に不自然に思えます。
人間でも見た目は大事です。
特に初対面の場合などは見た目しか
判断の材料が無いわけですから
尚のこと必然、重要視してしまうのも仕方の無いことかも知れません。
が
それは危険な要素も多々あります。
善人そうな見た目な人が全て善人ではありませんし(当たり前ですが)
僕などは見ようによっては悪人かも知れません(笑)
腐らないことが当たり前になってきた昨今
ご一考いただけたらと思います。