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MAC [島暮らし]

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子供を授かってから
我が家の子育ては「自主保育」。
早期教育等の情報が満ち溢れる中
二人で激論を交わし
同意に至った考え方。
それは
「いつも一緒」で自己流の保育園を立ち上げるということ。
妻はその言葉通り仲間を募り、
その活動は地元の広報誌から取材を受けるほどになりました。
その手作りの活動で子供たちはスクスク成長。
長女は生まれてから小学校にあがるまで
どんな時も傍らには母の存在がありました。
僕らが深く同意した点
それは「安心感」。
人間は不安な状態では
その個性を充分に発揮できないと感じますし、
個性のままに生きることを何よりも大事にしたい
そのために
母と一緒に日々を過ごすとで
子供たちに深い安心感を贈りたいと。
この辺りは本当に色々な考えがあり
正解も間違いもなく
最終的には愛情を持って行えば
全ての選択は正しいものとも思います。
僕らがシンプルに思ったこと。
いずれは巣立つ。
だからこそこの雛のような可愛い彼らと
思う存分に一緒に。
どんなに大金を積んでも
世界中を歩き回っても
当たり前ですが
この地球上で母親よりも彼らを愛してくれる人など
どこにもいないと思います。


中島への移住前
そんな子育てをしていた僕には
小学校という教育機関は
その存在自体
はっきりいいますが
疑問でした。
自分が受けてきた教育を振り返りますと
う~ん、と(笑)
大体にして一人の先生で50人(僕らの時はこのくらいだったのです)
もの生徒を管理すること自体、
無理があるというか機械的というか。
もちろん僕が小学生だった昭和50年代は
それが当たり前で
当人の僕もそれで当たり前だと思っていました。
ですが・・・
もちろん、集団性を学ぶ上での訓練は必要なのかも知れません。
年齢を重ねて少しでも待遇の良い、「優良な」集団に属するためには
そういったレースに早くから参加させたほうが有利なのかも知れません。
僕が受けた日本での教育を振り返ると
特に小学校から中学校の教育にですが
多分に「軍隊」的な要素を感じます。
回れ右!
進め!
止まれ!
なおれ!
・・・・・・・・・・・・・・。
教育とは本来、その子供に
自信を持たせるため
その子の個性を発見し
それを引き出す手伝いをする作業だと思います。
ですが大きな流れとしては
選別や判定といいますか流れてくる製品を振り分ける”作業”
的なものを感じます。
これは優
これは劣
そうやって早いうちから評価されることに慣らされ
知らぬ間に競争をしてしまう人間にすることを
目的としているようにも感じます。
幕末から明治維新。
西欧列国に国を取られまいと
当時の日本人は教育を重視しました。
その目的は植民地主義から祖国を守るために
国力を上げることだったと思います。
決して愛情から出たアイディアではない。
教育自体がそういった根を持っている以上
前述したことも致し方ないのかなとも思います。
ただ、
色々な考えを持った人がいて良くて
全員が僕らのようになってしまっては
国が滅ぶと思います(笑)
要は自分たちが信じた道を貫く。
この一貫性こそが大事なのだと思います。


長女の通う小学校の一年生は彼女を入れて7人。
結果的に嘘のような少人数での授業となり
ちょっと驚いています。
色々と大変なこともあるようですが
少人数だけに
先生方や島の人々の暖かい目に見守られていることに
深い感謝を感じます。
表題のMACですが
松山市が不審者情報をメールで発信してくれ
そのシステムの名前なのです。
が、
要りません。
中島には不審者ただの一人もいません。
中島は市町村的には松山市なのですが
実際には海に囲まれた離島であり
届く情報は海の向こう約10キロの松山市内のものなのです。
ここ中島には
どんなシステムよりも強固な「地域の目」
という強力なネットワークがあります。
この島に悪い人は存在できません。(笑)
この上ない安全な環境は
親の立場からしてもまずは第一にくるべきものかなと思います。
完全に正しいことなどない以上、
ここ中島での教育機関は結果的に「僕達向けな」
ものだったと満足しています。


先日、このMACから

「女性が帰宅したところ、不審者にじっと見つめられたもの」
という不審者情報がとどきました。
これって不審者かどうかは多分に主観的と言いますか
勘違いという見方もありなんだかユーモラスに感じました。
その昔、
永瀬正敏さんが缶チューハイかなんかのCmで
夜中、歩いていると不審者と勘違いされて
前を歩いていた女性が突然走り出すというのがありました。
ちなみに僕も経験ありまして
思わず「俺~?」と言いたくなりましたね~(笑)
たまたま考えごとをしていて
真剣な表情をしている時、偶然その目線の先に人の顔が
ということはよくあると思いますがね~。
これ間違いだったら非常に失礼な話だと思いました。(笑)















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