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狭い・・・・・ [島暮らし]

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狭い・・・・・。
狭いのです、道が。
ここは瀬戸内、愛媛松山の離島「中島」
島をぐるりと一周する県道41号線以外の道は
ほとんど幅が狭く、
乗用車では通り抜け困難な「軽専用」の道が多いのです。
僕はここ中島で人生初の脱輪を経験。
あれは正に青天の霹靂でありました。
その昔、伊豆スカイラインを走行中
脱輪したポルシェを発見し、
中でドライバーがサングラスをかけてタバコをふかしていた姿が
どうにもユーモラスで忘れられず
飲み会の席などで面白おかしく笑いネタにしていたのですが
いざ自分が経験してみると
自らの動揺、慌てぶりに、さすがポルシェのオーナーは
違うなぁなどと遥か時を経て感心いたしました。(笑)
あの脱輪を経験して以来、狭い道での道幅の確認を
いやがおうにも怠らないようになりまして
今考えてみれば、島からの洗礼の一つかなとも思います。

道幅というのは
助手席に乗っていると
「こんな道、通れるのかな?」
というような感じの幅でも
ドライバーの視点から見ると結構な余裕があったりします。
この視点と立場の違いからくるズレと同様に
やはり個人の感覚の差もモチロンありまして
やはり何事にもその道に秀でた人というのはいるものでございます。
こちらに移住してからすぐ、瓦の葺き替えの手伝いを頼まれまして
何日かアルバイトをしました。
前述したとおり、県道から一本入った道は狭く
慣れないマニュアル車の運転と相まって
軽トラックでもギリギリの道幅と感じながら運転し、資材を運んでいました。
工事も無事終了しての最終日。
葺き替え終わった古い瓦を運び出すとのことで
全員集合で車に積み込むことになりました。
てっきり軽トラックで何回かに分けて運ぶと思い込んでいた僕の
目の前に現れたのは何と2トントラック!
あれにはビックリ、目が点でございました。
とは言えその隙間、本当に数センチで
ここだけの話、何度か家の壁にバリバリと車体が当たっておりました。
まあ、ここだけの話ですが(笑)

幼いころから
僕は典型的なおっちょこちょい。
毎日通る農道も
狭い+深~い排水溝が道路わきに口を開けています。
あれに車を落とさぬよう
ゆっくり、ゆっくりと自分に言い聞かせながら
畑に向かう毎日なのです。



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