SSブログ

広島へ その② [島暮らし]

hiroshima (60).JPG


そして車は順調に進み広島市へ到着。
そのまま平和記念公園へ。
長女7歳 次女5歳 長男2歳。
どこまで記憶に残ってくれるかは分かりませんが
ここを家族全員で訪れたことは事実なわけでして
いつの日にか僕らなりの「平和への願い」が
子供たちに伝わってくれたらなと思います。
そして真っ先に原爆ドームへ。

hiroshima (51).JPG

老朽化が心配されている原爆ドームですが
その佇まいは全ての戦争を否定するような
凄まじい怒りを携えた正に「生き証人」であり
国を挙げてその存在を
これからもずっと維持していくべきと強く感じました。

そして平和資料記念館へ歩いて行く途中
原爆死没者慰霊碑の前に一人の男性が黙祷を捧げられていました。

hiroshima (69).JPG

その姿、胸が熱くなるものがあり
僕のような戦争を知らない世代が
想像力を、感受性をフルに活用して
その悲惨な出来事を風化させないシステムを
未来へと紡いでいかなくてはと感じました。

そして資料館の中へ。

hiroshima (64).JPG

人間が人間の命を一方的に奪うということ。
無声慟哭。
自分の子供が同じ目にあったらと
想像するだけで。





僕の理想の、とういか胸の中にある憧れの父親像は
はだしのゲン、ゲンのお父さんである 中岡大吉と
ライフ イズ ビューティフル、ジョズエのお父さんである グイド・オレフィチェ
でして
随分とタイプの違うお父さんではありますが
自分の子供を愛するという、愛し抜くという表現が
戦争という人類の一大欠陥とも言うべき蛮行をベースとしつつも
この宇宙の中、真っ暗闇の中の唯一の希望のように感じられ
深い共感と憧れを感じます。

この日の広島市は暑く、空は晴れ渡っていました。
69年前の原爆投下時も空は晴れていたと聞いています。
資料館の前、高々と上がる噴水を見て
子供たちは「わー」と嬉しそうに駆け寄っていきました。
どうか、どうか この安らかな時間が
続いていきますように。

hiroshima (76).JPG



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。