「おたるがした」 [島暮らし]
今日は「海ノ民話のまち」プロジェクトの
上映会&ワークショップが開催されました。
日本中に残された海にまつわる民話より選ばれた
5つの民話がアニメーションとして映像化されたということで、
その中の1つ、中島の饒地区に伝わる民話「おたるがした」の
アニメーション上映が行われました。
「おたるがした」は、
”津波に飲み込まれた村に残された大きな樽を見つけた
村人たちが笑いと勇気を見出して一致団結し、
村の再建に挑むというお話”
普段、津波とは無縁のように思える穏やかな瀬戸内海の忽那諸島ですが、
南海トラフ地震が発生した場合津波も想定されており、
この「おたるがした」も忽那諸島の津波伝説が元になっています。
5分程度の短いアニメでしたが、
実際に暮らしている島に伝わる民話ということで、
津波だけではなく、台風の大打撃に見舞われながらも
立ち上がり再建されてきた島の方々、また個人的なことまで、
色々なことに思いを馳せる時間となりました。
その他にも、実行委員の方々のトークセッションや
島の劇団どびんご座の皆さんによる「おたるがした」の演劇、
愛媛県内各地の民話や昔話を伊予弁で語る市民グループ
「お伽座」の方による、中島と八幡浜に伝わる民話の語り、
東日本大震災における実際の事例などを交えた
災害時の対応についての講習会など内容も盛り沢山で、
島の子供たちにとっても改めて災害の心構えなどについて考える
大変貴重な機会になったのではないかと思います。
南海放送のテレビ収録も入っていて、
今日の様子は後日放映されるようです~!
民話「おたるがした」
http://home.e-catv.ne.jp/naka/mukasi-hanasi/densetu/otaru-ga-sita/otarugasita-nakazima.htm
「海ノ民話のまち」プロジェクト
※「おたるがした」のアニメはまだUPされてませんが。
http://minwa.uminohi.jp/
2020-02-24 21:00
nice!(2)
コメント(0)
コメント 0