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お見舞い [島暮らし]

DSCN2106.JPG


少し前ですが、
集落の先輩Tさんが
船で大事故に遭い、
先日お見舞いに行って来ました。
肋骨4本骨折
股関節にヒビ。
大けがでした。
70歳を超えても
バリバリ現役
宇和間の稼ぎ頭と言っても過言ではない
スーパーおじいちゃん(失礼!)なのですが、
やはり、ちょっと辛そうでした。
Tさん
ひと時もじっとしていられないような方です。
土砂降りの中
「雨じゃけぇ、釣りにいくぞ~!」
という方です(笑)
ベッドでじっとしているということ
そのものが、
さぞかしやストレスであろうかと。

我が宇和間地区の対岸約3キロ沖には
怒和島があります。
こちらから見るとすぐそこのようです。
以前、スタンドアップパドルボードという
大型のサーフボードに立ち乗りし、
パドルで漕ぐというマリンスポーツを知り
それに乗って怒和島まで行ってみたいなぁ
と思っていました。
それをTさんに話したところ、
「危ない」
と止められました。
怒和島と中島の間=クダコ水道には
複雑で急な海流があり、
その潮の流れは
時には渓流のように激しく、
近くへいくと、本当に川のせせらぎのような音がします。
そして、
岸から見ていると大したことのないような波に見えても
実際に沖へいくと
波の高さはそれなりにあるそうです。
故に、
「止めておけ」
と真顔でアドバイスをされたのを思い出します。


今回、
Tさんが事故に遭ったのはそのクダコ海道。
Tさんにとっては「庭」のような場所。
それでも
今回のような事が起き
Tさんは身をもって海の厳しさを教えてくれたような気がします。
今回の事故は船同士の「死角」が原因でして
Tさんの船に衝突した船は
全くTさんの船が見えなかったそう。
漁師さんに聞くと、そういう事は多々あるそうで、
岸から見ていると
平和そのもの、
常に凪いで穏やかな瀬戸内海も
やはり、
海は海。
牙を隠し持っているのだなぁ、と
海と共に暮らす人間として
改めて海の怖さを実感。
やはり常に「畏れ」を忘れてはいけない、
と思いました。


Tさん
昨日電話があり、
先日よりは大分回復したらしく
少しお元気そうでした。
良かった!
その話しぶりから
ベッドの中でも
頭の中は
宇和間の地を駆け巡っているようで
この分なら
絶対に復帰は大丈夫!だなぁと確信。
一安心です。

Tさんが早く良くなりますように~!



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