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石の上にも三年 [島暮らし]

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昨日は消防団の夜警でした。
仲間と連れ立って、
チョン、チョン と拍子木を鳴らしながら
夜の宇和間を見回ります。
その後、公民館へ戻り
皆で待機しながら、しばし談笑。
今年もゆっくりと暮れて行きます。

3年前の12月
僕ら家族はこの島へ移住してきました。
その時、

42歳。
この歳になって
新しい環境へ
ゼロから入って行くのは
やはり、
厳しいものもありました。
時に、
孤独感、疎外感、喪失感、嫉妬、怒り、虚脱
など、ネガティブな感情に苛まされながら
どうしようもない苦い後味に
眠れない夜もありました。

昨日は島へ来て初めて
心からリラックスし、
仲間の輪に入り、
楽しい時間を過ごせました。
シンプルな、ささいなことでしたが
それがとても嬉しかった。
実にここまで三年を要しましたが・・・・・。
人間関係は
当たり前ですが、
へりくだり、迎合、同意に終始すれば、
年齢、場所、社会的地位に関わらず
それなりに構築可能です。
ですが、
40を過ぎ、妻と子供三人で移住してきた僕には
安易にその選択はできませんでした。
ヒトリボッチを覚悟し、
まずは「耐える」と決めました。
僕のとった選択が正しかったのか否かは
未だ努力継続中の事柄であり、
そう簡単に答えのでるものでもないと思っています。

島へ来て
挨拶をしても、返ってこない人間関係もできましたが、
昨日のように
「輪」を体感できる人間関係もまた同時にできました。
一挙両得は、
欲張りであり、不謹慎であるかなと思います。
少なくとも、
素直な自分をある程度受け入れてもらっている
この宇和間の地に
感謝と安らぎを覚えた一時でございました。

石の上にも三年
先人の言葉があまりにリアルに僕の心に響きます。





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