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苗木の剪定 [畑]

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幼いころ、
友達と一緒に砂場で山を作っていました。
すると、
その友達が
せっかく作った山をつぶし始めました。
「あれ?何するの?」
僕は言いました。
すると友達は
「こうやって土台を広げると、大きな山が作れるんだぜ!」
と言いました。
最初は半信半疑だった僕も
一緒に作っている山が大きくなるに連れ
(なるほど~)
と感心したのを良く覚えています。
大きい山を作りたいなら、
焦らず、
大きな土台をつくるために
一度積み上げた砂をつぶすということ。
ここを惜しんではいけないのです~。

先日、
苗木の剪定を地元の先輩農家Tさんに教えてもらいました。
「ここはこう、思い切って。」
Tさんはバチン、バチンと剪定バサミで枝を落としていきます。
二年目の紅マドンナの苗木。
傍らで見ている僕は、
(ええ・・・・・・・そんなに!)
思わず、目をふさぎたくなってしまいます。
大きく、大きくしたい。
少しでも高く、少しでも太く。
その思いが強すぎて
どうしても思い切って剪定することができません。
Tさんに教わりながらでなければ
ここまで大胆に切り詰めることは不可能であったと思います。
「木を太らさなきゃ、いかん。そのためにはこう、せんと。」
Tさんの鋏に迷いはありません。
見る見るうちに
苗木の高さが低くなっていき、
「振り出しに戻る」的な印象に園地が変わっていきます。
一通り教えていただいた後、
「こうして出てきた芽を大事に。」
ワンポイントアドバイスを教えてもらいました。
他の先輩からも
「二年目の今年がポイント。」
と教わっています。
よっしゃ~!可愛がってあげよう~

砂場で遊んだ日から
何十年の月日が流れて。
ふとあの時を思い出すような、
そんな一時でございました~。



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