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天牛 [畑]

IMG_6039.JPG


柑橘農家を営む上で
敵は沢山います。
その中のひとつ
天牛=カミキリムシ。
こいつの被害は深刻で
最終的には木を枯らしてしまいます。
そのプロセスとしては

成虫が主に木の根元に産卵
       ↓
卵から孵った幼虫は木の中へ
       ↓ 
そのまま長いものでは2年ほど木の中で暮らし
そのあいだ幹を食い荒らします。

我が家は出来る限り、安全な果物を家庭へ
がテーマ。
除草剤も一切不使用。
全ての農園の雑草を草刈機で刈っています。
そうしてさらに木の根元を鎌などを使い深く刈り込みます。
それはこの「天牛」の発見を容易にするためでして
こうして文章にするとサラッとした感じですが
一本、一本の木を手作業なので
根気がいる作業というか
正直、妻と2人でやるのでなんとかできる、
というところでして、一人だったらくじけてしまうくらい
なかなかシンドイ作業なのです。

幼虫のいるサインは根元さえ露出させておけば
比較的発見は容易です。
樹液で濡れたおがくずのようなものが樹皮に着いていれば
その中に幼虫がいます。
僕の場合、マイナスドライバーと針金が駆除道具で
発見次第、まずはマイナスドライバーで
樹皮を剥がしていきます。↓
IMG_6056.JPG

幼虫が食い荒らしている部分はボロボロと簡単に崩れていくので
その部分に沿って崩していきます。
すると

幼虫発見↓

IMG_6057.JPG

ちょっとわかりにくいですが
この2cmほどの虫が2mくらいはあろうかという立派な柑橘の木を枯らしてしまいます。

根元だけではなく時には枝にも↓

IMG_6059.JPG


これら全て手作業!
手間がかかります。
予防としては樹勢が強い木はカミキリムシが卵を産むの避けるとのこと。
樹勢が強いと幼虫が幹を食べると「灰汁」のような成分が出て
幼虫の成長を阻むとのことです。
やはり人間と一緒で植物にとっても抵抗力は重要なものなのですね~。
もっと、もっと樹勢を強くすることを学ばねば。

先日も正体不明の虫?に刺され
足にまるで北斗の拳のケンシロウのような
北斗七星の並びで赤いポツポツが。
しばらく痛みと痒みが続きまいりました。
虫め!!!!!!
小さいくせに恐ろしい連中なのです・・・・・・・・・。




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